TEDのクリス・アンダーソンは同姓同名でした
日本でもベストセラーとなり、フリー旋風を巻き起こした『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』(http://www.freemium.jp/book)の著者
クリス・アンダーソン (Chris Anderson)
http://en.wikipedia.org/wiki/Chris_Anderson
クリス・アンダーソンは同姓同名であり、TEDのディレクターと、Wired Magazineの編集長であり『フリー』の著者は全くの別人です。完全に勘違いをいたしました。。。大変に申し訳ございませんでした。ちゃんとWikipediaを確認するぐらいしないといけないと反省しております。
以下、適宜修正しております。
クリス・アンダーソンがディレクターを務めるTED(http://www.ted.com/)から、AmazonのKindle Singles programを利用した10,000字-20,000字という短編の電子書籍が出版されるそうです。
「PUBLISHERS WEEKLY」
TED, Amazon to Launch TEDBooks (http://bit.ly/grqCOa)
ご存知の方も多いかと思いますが、TEDでなされるトークはオンラインのビデオで無料で見ることができます。それを本にして2.99ドルでAmazon kindleで売るといういうのです。クリス・アンダーソンはこう言います。
“Busy people can be daunted at the prospect of having to read a 300- or 400-page book,”
「忙しい人は300ページも400ページもある本を読もうとするとひるむでしょう。」
“TEDBooks fill that gap. Their shorter format allows someone to see an idea fleshed out in a satisfying way—without having to set aside a week of reading time,”
「TEDの書籍はそのギャップを埋めます。書籍の短編というのはアイデアを吸収する満足のいく方法です。一週間も読む時間をとらないのですから。」
“With the growth of digital readers all bets are off and people who want to say something serious in a short form have options. Our TED Talks are limited to 18 minutes and we’ve found that short can work surprisingly well. We think people can write something that we can absorb in about an hour,”
「デジタルで読む人が増えてくる人が増えるにつれて、真剣に言いたいことを伝える手段は増えました。TEDトークスは18分という時間に限られているが、驚くほど効果的だと思っております。一時間ほどで吸収できる内容を書くことが出来るのではないかと私たちは考えました。」
“Why are books the length they are?”
「なぜ本はあの長さなのでしょうか。」
“Is it their natural form or just a consequence of the needs of traditional book publishing? Books have always been important to TED and this is a great opportunity.”
「ただ出版社があの長さじゃないと売れないということに過ぎないのではないでしょうか。本はTEDにとっていつだって重要なものであり大きなチャンスだと思います。」
今後、TEDから十数冊の短編の電子書籍がAmazonのKindle Singles programを通じて出版されるそうです。AmazonのKindle Singles programについては、こちらの記事(TechCrunch「作家やライターが短編をAmazonで出版できるKindle Singlesが開店」http://bit.ly/hbrbzs)が詳しいです。
なんてことない話に見えますが、本が思考やアイデアを吸収しやすいメディアであるという特性をよく理解している点、また、それが有料である点は考慮すべきでしょう。クリス・アンダーソンが言及するフリーの文脈を拡大解釈して、何でもかんでも電子書籍を無料にしてアテンションを集めるだけで、結果、マネタイズできていない例は多いと思います。無料ありきで考えてしまい、後から「じゃあ広告でも付けるか」では、よい内容を書いた著者にとっていいことは一つもない思います。
本には対価を払う価値があると思います。AmazonのKindle Singlesが挑戦的な試みであることは、電子書籍の価格が手頃であると売れやすいという事実からして、明らかです。改めて本の作り方が変わるかもしれない兆しを見たような気がしましたので、NOTEにとりました。本日はここまでです。
