“Facebook”を文字通り「顔の本」にする
Facebook使ってますか? 私はといえば最近はTwitterとFacebookの使い分けを試行錯誤しているところです。それぞれ良さがあり、どっちかを使えばどっちかをやめるという感じじゃないことはMashableのこの記事にあるINFOGRAPHICを読んでも感じました(参考:Mashable「How Small Businesses Are Using Social Media」http://on.mash.to/hlUoJv)。
Facebookといえば週刊ダイヤモンドの「2011年 フェイスブック(Facebook)の旅」(1月29日号)は内容もさることながら、表紙もすばらしかったですね。まさにフェイス(顔)をブック(本)にしたようなアイコンを並べた表紙で。Facebookのアイコンが掲載されている人にとってはとてもいい記念になったことなのでしょう。
記念になる。それが紙の本の良いところです。そして、そんなサービスが本当にありました。
EgoBook http://apps.facebook.com/my-egobook/
その名も「EgoBook」。すごい名前ですね。Facebookのプロフィールにある写真、メッセージ、コメントを一冊の紙の本にするサービスです。写真を大きくしたり小さくしたり、表紙のサブタイトルを決めることができるなど、本の中身をある程度ですが自分で決められるそうです。1冊22.45ドルから。
「ブログを本にするサービスとか撮った写真を本にするサービスとか、そういうサービスは昔からあるし、ぜんぜん新しくないじゃん」と思われたかもしれません。なので、すごいビジネスモデルだと思う理由を2つだけ挙げます。
(1)すべてのプロセスがFacebook Appの中で完結する
EgoBookはWebサイトがいらないサービスです。すべての注文はFacebookのアプリ内で完結します。Webページは必要ありません。普通のインターネットビジネスだとSEO対策して検索エンジンからの流入をがんばって増やして、足りなければ検索連動型広告を出して…となるのですが、EgoBookはその必要がないみたいです。なんでだろうと思っていたら「Referral program with a 10% commission(紹介プログラムで10%のコミッションを得られる)」という破格のレートでアフィリエイトプログラムがあるみたいですね。この割り切り方はFacebook内で完結するというビジネスだからこそできることだと思います。
(2)“Facebook”だからこそ“つながり”をマネタイズできる
EgoBookは友だちに知られることなく本にしてプレゼントすることができるそうです。ギフトにフォーカスするのは賢いと思います。「ブログを本にする」とか「自分で撮った写真を本にする」というのはただの自己満足な感じがしてなかなか踏み切れない人も多いと思うのですが、「友だちにプレゼントする」というのは気軽な感じもするしもともと需要があるところですよね。実際にこの本をもらった人の声がFacebookページのReviewsにあるのですが、「自分のプロフィールや友だちのコメントを本で読むなんて、ちょー面白い!」って感じで書いてありました。“自分の投稿に友だちがコメントしてくれる”からこそFacebookは面白いのだし、それだけEgoBookにも価値が出るのでしょう。
「日本でまだ紹介しているブログとかないぞ、よし、アフィリエイト10%で大儲けだ!」と意気込んでも、残念ながら「No, asian characters sets are not supported at this time. (アジア圏の文字にはまだ対応していません。)」とのこと。私がFacebookアプリを作れるプログラマーなら、すぐに会社を立ち上げてフォトブックを展開している「カメラのキタムラ」や「フジフィルム」あたりに事業提案を持ちかけますね(笑)。DPE店はデジタルカメラの登場で新しいビジネスモデルを模索しているところでしょうから(フォトブックもその一つ)。
さてさて未来。EgoBookをもらう(あげる)日のためにも、私もちゃんとFacebookを見返して楽しい投稿したり、友だちの投稿にはすてきなコメント残さないとなと思います。だっていつか本になるのですから。ああ、本末転倒。これが「紙の本にすること」の意味かもしれない。
なお、EgoBookの記事についてはこちらを参考にしました(参考:The Next Web「Egobook:Turn your Facebook Profile into a printed book」http://bit.ly/e4j0Sr)。ご興味を持たれた方はご参照ください。
また、事実誤認などがございましたら、Twitter(http://twitter.com/ro_mi)やFacebook(http://www.facebook.com/hiromi.kubota)などでお知らせいただけると大変に助かります。また、ご意見や感想などもいただければとても参考になります。
